2012年02月18日

ラブ・ホラー

いろいろ忙しいんですがやっと一段落っぽいので『エッジ』文庫版を一気読みました。来週あたりに宇宙が消滅するお話。

鈴木作品は愛情深くて、かつ根拠があって怖いので好きなのです。

今回は気合の一気読みで内容が内容だし終盤は自分の神経が研ぎ澄まされていたので、敏感になり過ぎた感はありますが、大枠は『らせん』『ループ』寄りで『リング』がエッセンスになっているような印象。何度も読んで怖がりたいお話かな。

んーただ一読した限りでは、新しさをあまり感じられなかったかもしれない。そういう意味では創作の軸がブレてないとも言えると思います。

『ループ』を読んで「世界のシステムの基盤がダメージを受けることで世界そのものの在り方が変わる」ような話を妄想したけど、正にそれだった。

帯に『リング』3Dリバイバルってあったけど原作通りではなさそうなので、それは切ないです。

なにはともあれ鈴木光司『エッジ』おすすめです。


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