2016年04月29日

インシディアス

例えばドロップキックを不意討ちでくらえば誰だってビックリするし、恐ろしい。

曲がり角から急に車が出てきたとしても驚いてしまうほどです。

「ソウ」シリーズ製作者が、「パラノーマル・アクティビティ」シリーズスタッフとコラボレートした「インシディアス」シリーズをみると、彼らの捉えるところのホラーというものが、まさに不意討ちであることが如実に顕れていると感じます。

随所に『ポルターガイスト』や『シャイニング』のオマージュが見受けられるのですが、それらは映画のなかで「お化け屋敷」的な配置をされています。

ここから子供が飛び出せばビビるやろな、とか

デカい音でドアが閉まれば驚くやろな、とか

そうなると最早なんでもありなので、ストーリーからほとんど意味が消失してしまうから、「どうして男の子は幽体離脱してしまうのか」とか、「あの悪魔は何なのか」とか、考えるだけ無駄。

お化け屋敷に行って「なんでここに血溜まりが…?」などと考えることはないように、やはり一次元の世界。

いちおう三作目まで公開されているようですが、二作目でリタイアです。

ただやっぱり、美術というか世界観は美しいんですよね…。

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